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山スタートマニュアル・低山ハイキング編The Start Manual


初心者にとってまず戸惑うのが、聞き慣れない山言葉。よく使う言葉の意味を、おさえておきましょう。

用語について(石神井山の会独自定義もあり)

山行(さんこう)
山に登りに行くこと。登山とほぼ同義語。例・山行計画、会山行など
登山(とざん)
山に登る行為一般を指します。会ではハイキング、沢・岩登りは区別しています。
ハイキング
無雪期、低山を通常の登山道を歩いて登る山行のこと。歩行時間は概ね3~6時間
沢登り(さわのぼり)
渓流沿いに登山すること。沢や滝を直接登る。会では「ハイサワー」と呼ぶ場合もあります。
岩登り(いわのぼり)
岩場にルートを求めて登山すること。ロッククライミング
縦走(じゅうそう)
走る訳ではありません。尾根伝いに、いくつかの山頂を歩くことをいいます。これに対して、一つの山頂だけを目指すことをピークハントと言ったりします(登るまでにいくつかの小さなピークを通過する場合もある)。
フリークライミング
素手で行う岩登り。墜落防止のためのロープや安全ベルトなどは使用する。近年、室内ジムによるものも盛ん。
ザック
サッカー日本代表チームの監督ではありません。ナップザック、ナップサック、リュックサックなどともいいます。
山で着るウエアについての基本です。

ウエアについて

  • 山を歩く上で、服装は重要なアイテムの一つです。それは登山が人知を超えて変化する自然を相手にしたスポーツだからです。ウエアは暑さ、寒さ、風、雨、紫外線、湿気、虫刺され、転倒によるけがなど、自然の”猛威”から身を守る「シェルター」とも言えるのです。低山ハイクでも、それは同じ。季節や天候、登山形態に合った適切なウエアを選ぶことが重要です。もちろん、ファッションを楽しむ余裕も必要です。
購入先
登山用品専門店で購入するのがベストです。アンダーウエアーからアウターまで、山用ウエアがそろっています。でも、低山ハイク程度なら、素材や形状を考慮すれば、普段着でも流用できるものは少なくありません。
素材
下着も含め、伸縮性があり、蒸れにくく、乾きやすい吸汗・速乾性に優れた化学繊維が適しています。逆にジーンズや綿素材のものは、乾きにくく、汗をかいた時に不快というだけではなく、低温下や風雨にさらされた時などに体温が急激に奪われ、最悪、行動不能に陥る恐れがあります。山行での着用は避けてください。
基本はレイヤー(重ね着)
「じっとしていると寒く、登り出せば暑い」「登山口では暑くても、樹林帯は日差しがなくてヒンヤリ」「尾根に出たら風が強くて寒い」など、山に行けばだれもが経験することです。その変化に対応するには「寒いときは重ねて着る、暑くなったら脱ぐ」です。そのため、上に羽織るもの(例えば春夏は薄手、秋冬は厚手のフリースなど)をザックに入れておくとよいでしょう。また、雨カッパは防風や防寒にも役立つ優れものです。
雨具(カッパ)は必携
山の天候が変わりやすいのは常識です。とりわけ最近は、ゲリラ豪雨などと言われるように、突然の雷雨が頻発しています。山での濡れは体を冷やし行動を鈍らし、時には低体温症を引き起こし、命に関わる事故につながることもあります。朝、晴れていてもザックの中には、必ず雨具を入れておきましょう。

山の「三種の神器」について

山の「三種の神器」と言われているものがあります。ザック、登山靴、雨合羽です。安全、快適な登山にとって、それだけ大事な装備と言えるものですが、初心者にとって最適なものを選ぶのは難しいものばかりです。リーダー部や先輩会員に相談してみてはいかがでしょうか。たいていのショップでも丁寧に説明してくれます。その際、自分がどういう山行を考えているのか、しっかり説明することが大事です。例えば、「山域は奥多摩や奥武蔵」とか「山小屋泊まりでアルプスの縦走も目指している」とかです。
ザック
装備や食料、水など、登山に必要なものを入れる背負い袋です。体にフィットしたものを、正しく背負わないと、体に必要以上の負荷がかかり、バテの原因ともなります。それだけ大事なアイテムだといえます。大きさは容量リットルで表します。日帰り低山ハイク用なら、20㍑前後で十分です。デイパックを持っているなら、最初はそれでもかまわないでしょう。今後、山小屋使用で一泊以上の山行などを目指すのであれば、30~40㍑前後、テント泊なら40㍑以上の大きさのものが必要となります。メーカーやデザインの違いで、中に詰め込める装備などの量が違ってくる場合があります。価格も様々ですが、ある程度の値段がする物なので、いったん購入すれば長いつきあいになります。先輩会員のものを見聞したり、ショップで実際に背負ってみてから判断しましょう。その際、ぺたんこではなく、中に詰め物が入った状態で背負うことができればベターです。最近は女性専用のザックの種類も増えています。
登山靴
足の保護や急な下り坂でスリップを防ぐなど安全登山にとって重要なアイテムです。新しく購入する場合は、スニーカーやウオーキングシューズではなく、靴底がしっかりした「軽登山靴」をお勧めします。価格も様々ですが、大事に扱えば長期間履けますし、靴底を張り替えることができるタイプのものは、さらに寿命を延ばすことが可能となり、足によりなじむようにもなります。登山用具専門店で、足に合っい、しっかりしたものを購入されることをお勧めします。
雨合羽
山で着る雨カッパは、雨、風、冷えから体を守ってくれる、頼もしいアイテムです。体から発散する水蒸気や汗を外に透して蒸れを防ぎ、外からの雨や風は透さない素材のものが最適で、ジャケットとパンツの上下セットで必要です。ポンチョのようものは、風であおられ濡れてしまうので不向きです。一般的にはゴアテックス素材のものが優れていると言われていますが、高価なのが難点です(上下で3万円前後)。ゴアテックスと同様の性能がある素材で、ゴアテックス資材の4割前後で購入できるカッパ(例=ミズノ・ベルテックスEX)もあるので、予算なども考慮して購入するといいでしょう。日頃の手入れを怠らなければ、当初の性能をほぼ失わずに長期間の使用に耐えます。
基本の装備一覧です、これがすべてではありません。 必携(※印)以外は順次そろえましょう。
 装 備 用途など
 ザック※  装備、食料などを入れる背負い袋
 ザックカバー  ザックの濡れを防止
 靴※ 登山形態によって選択。ハイキングシューズ、軽登山靴などと呼ばれる。スニーカーやウオーキングシューズでも登れるが、その特性から登山専用の靴の選択を。
 靴下※ 登山専用のもの。厚手のもので、靴と足のサイズがあうように選択。靴を初めて購入する人は、ショップで試着して同時に購入するのがいいでしょう。
 靴下替え※ 雨、徒渉などで濡れた場合に備える。
 帽子 熱中症予防、頭の保護
 手袋 手の保護。軍手でもよい。濡れ対策には素材が化繊もものがよい
 シャツ※ 日焼け、虫刺されなど手の部位の保護には長袖がよい。UVカットの素材のものも多い。
 ズボン※ 転倒など足の部位の保護には長ズボンがよい
 防寒着 夏場でも思わぬ寒さに襲われるときがある。春先や秋以降は必携
 雨具※ 山の天候急変は常識。必携。防寒にもなる。蒸れにくく防水性に優れるのはゴアテックス素材だが高価。同様の性能で比較的安価なものもある
 水筒※ 適度な水分補給に必携。ペットボトルでも可
ポット テルモスと呼んだりもする。気温が低いときだけでなく、疲れたときにお湯やお湯で溶かしたココアなどを飲むと癒やされる。
 ヘッドランプ※ 日帰り山行でも、万が一に備えて必ず携行しましょう。様々な機能のものが販売されていますが、現在主流はLED(発光ダイオード)ライトです。消費電力が従来のものより少なく電池のもちがいいことや、ライトの寿命も格段に長いこと、軽量などのメリットがあります。
 ヘッドランプ用予備電池 LEDランプの場合、電池の寿命が長いとはいえ、ザックの中に予備電池を入れておくと安心です。 
 ストック 歩行の補助道具として有効です。使用を希望する方は、正しい使い方を身につけてください。また、登山道をはみ出して突く場合もあるので、自然への負荷がかからないよう配慮が必要です。
 地図※ 通常は市販されている昭文社などから出ている登山地図(5万分1)を携行してください。コピーでもかまいませんが、濡れ対策が必要です。地形図(2万5千分の1)は、国土地理院のウエブからダウンロードできます。
 健康保険証※ 病気やけがなど、出かけた先で万が一必要になる場合があります。
 タオル※ 汗をかくので必要となります。 
不明な点がありましたら、リーダー部に気軽にたずねてください。
 

昼食・飲料水

心構え
「しゃりバテ」という言葉があります。空腹が原因によるバテのことで、脱力し、時には行動不能となります。登山中の食事は、安全上おろそかにできません。「おなかがすいた」状態になる前に、食事をとることが大事になります。なので、まずは登山前に水分とともに軽く食べておくのがいいでしょう。行動時間が長い場合、まとまった昼食時間がとれないことがあります。そういうときは短時間で食べられるものが適しています。あらかじめリーダーから渡される計画書を確認してください。天候の急変によっても、腰を落ち着けて食事できない場合があります。そういうケースも頭の中に入れておきましょう。
適している食品
おいしく、かさばらず、軽い物で、腐りにくい食品を選びます。エネルギー供給源となる炭水化物をきちんととることが大事です。摂取量は、行動時間や標高差などを考慮します。おにぎりやパンなどが適しています。あとバランスを考えて副食を用意するといいでしょう。
行動食
行動中の休憩や歩きながらでも取れる食料のことです。空腹やのどの渇きを感じなくても、一定の間隔(1~2時間ごと)で食料は少ずつ、水はたっぷりめに摂取することが、疲労防止のこつとなります。アメやチョコレート、ビスケット、チーズ、ピーナッツ、甘納豆など、好みに合わせて持参しましょう。ゼリー状のエネルギー食品やチューブ入りのコンデンスミルクなどを持参する人もいます。これらは万が一の場合の非常食ともなります。
水分
水分は行動維持に不可欠です。のどの渇きを感じる前に、飲むことがバテ防止になります。熱中症や血液障害などの予防にもなります。ただ一度に大量に飲むのは逆効果です。こまめに摂取するようにしましょう。夏場、大量に汗をかく場合はスポーツ飲料が適しています。真水とあわせて持参するのがいいでしょう。量は季節や行動時間、個人差にもよります。1~2リットルを目安にするといいでしょう。途中で水場(湧水など水を補給できる場所)があれば、持参する量を減らすことができます。事前に確認しておきましょう。

会として実施する「会山行」に参加するためには

  1. どんな山行があるのか、情報を入手する。方法は定例会で直近の案内チラシが配られます。会ホームページでも分かります。
  2. リーダーに参加を申し込みます。定例会の場かリーダーにメールか電話で申し込むことができます。案内チラシに申し込み先が掲載されています。
  3. リーダーから計画書を受け取ります。基本はメールですが、ファクスでも可能です。リーダーに伝えてください。それを見ると、集合日時や場所、登山コース、おおよその時間、必要な装備などが書かれています。
  4. 当日、集合場所に行き合流します。急用や体調不良など、参加できなくなった場合は、必ずリーダーに連絡してください。
  5. 雨天中止になる場合は、前日か当日早朝にリーダーから携帯メールでいっせいに通報します。あらかじめメーリングリストに登録し、受け取れることを確認してください(会事務局)。登録していない人は、雨天などが心配されるときは自らリーダーに問い合わせください。(山行参加者が多い場合、リーダーの負担が大きいので)

個人で山行に行く場合は

  • 会員以外の人や単独で山行に行く場合を「個人山行」と呼んでいます。その場合、山行計画書をリーダー部に提出する必要があります。用紙や提出先などは、「会員のページ」(パスワードが必要)を参考にしてください。

登山終了後

  • 行動終了後、軽食と水分をたっぷりとりましょう。疲労回復に効果があります。クールダウン(整理運動)をやっておくと、疲労回復や筋肉痛の軽減に効果があります。

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石神井山の会からお知らせ

  • 定例会の見学歓迎!   

    入会希望者の方の定例会見学を歓迎しております。どうぞ、お気軽にお越しください。

    次回定例会
    5月17日(木)午後7時~9時  練馬区男女共同参画センター   2 階会議室
    事前にご連絡ください


定例会ミニ講座カリキュラム

  ・5月:山筋ゴーゴー体操
  ・6月:地図読み山行
  ・7月:夏合宿打ち合わせ




更新 2012/04/25

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