松本協立病院で登山者検診を開始

 松本協立病院(社会医療法人・中信勤労者医療協会、長野県松本市)は、病気による遭難事故を未然に防止しようと、登山者健診を始めました。

 山岳遭難は年々増加しており、2017年には日本全国で3111名が遭難し、354名が帰らぬ人となりました。山岳遭難の原因は1位 道迷い、2位 転倒・滑落によるケガです。しかし、その背景には疲労があると考えられます。自分の体力に見合わない山行計画によって疲れ果て、判断力を失い、道迷いや転倒・滑落につながってしまうことが考えられます。

 また、心臓突然死が山岳遭難死亡の約20%を占めています。同病院では「事前に心肺運動負荷試験(CPX)や心エコー検査を行うことで、自身の体力レベルを知り、隠れた心臓病を検出することができます」(同病院公式サイト)とし、60歳以上の人や久しぶりに登山を再開する人、これから登山を始める人などに、登山者検診の受診を呼びかけています。

 日本登山医学会認定・国際山岳医でもある同院循環器内科の市川智英医師は「心肺運動負荷試験(CPX)や心エコーを行うことで、自身の体力レベルを知り、隠れた心臓病を検出することができる」とし、「山のことを愛し、心臓の事も山の事もよく知っている自分だからこそ、山を愛する皆さんを不幸な事故から防げるのではと考えています」(同)と語っています。

 詳しくは、松本協立病院公式サイト